
なぜ、同じ会社で頑張ろうとする女性をターゲットに嫌がらせするのか。世間では、セクハラやマタハラといった問題に対して厳しい意見が出ているのにもかかわらず、未だに無くなりません。今回は、セクハラやマタハラを行う企業から辞職するススメについてお伝えします。
セクハラやマタハラからは逃げましょう
女性に性的な言動を求めるセクハラや、妊娠中の女性に対して嫌がらせをするマタハラ。
女性が世の中で活躍するシーンが増えているにもかかわらず、未だに女性社員を下に見る方がいるのは嘆かわしいことです。
平成28年3月に男女雇用機会均等法が改正されて、すでに2年の月日が流れているにもかかわらず、セクハラやマタハラといった問題は依然と無くなりません。
厚生労働省が、平成30年度都道府県の労働局への相談件数を発表しています。
「職場におけるセクシュアルハラスメントおよび妊娠・出産等ハラスメント等の相談件数」には、セクシュアルハラスメントは7,639件。妊娠・出産等に関するハラスメントは、2,108件。
全国で見ればたったと感じるかもしれませんが、これは氷山の一角でしかありません。
相談できるだけの勇気がある女性や男性は、労働局へ駆け込むことができますが、こういった場所へ連絡するのも辛いと感じる人や我慢している人もいます。
現在、セクハラやマタハラを職場で受けている方は、辞職してしまっていいのです。
辞める事・退職は、労働者に与えられている権利です。
不当な扱いを受けている方は、逃げてしまっても問題ありません。
ストレスは体への毒
職場は閉鎖的な空間で、朝から晩まで仕事をする環境です。そんな場所で、嫌がらせを受けたり、嫌味を言われ続ければ精神はすり減ります。
セクハラは当然ですが、マタハラはお腹の大切な命にまで影響を及ぼしてしまいます。
ただでさえ、少子化に歯止めをかけなければ、日本の経済は傾くとまで言われている状況で、新たな生命の誕生は喜ばしいことなのにもかかわらず「忙しい時期に妊娠なんて…」などの発言は好ましくありません。ストレスを感じるようであれば、精神的にも疲れ果て赤ちゃんにも影響してしまう事でしょう。
まず、理解しましょう。
あなた一人の力で会社は、全て動いているわけではありません。
多くの人が関与して、はじめて会社は成り立っています。
一人二人が社内や部署で妊娠していたとしても、フォローできる状況を会社が作り出していないことが悪いわけであって、妊婦の労働者を咎める必要はこれっぽちもないのです。むしろ、そんな会社であれば出産後に他の職場に移ってしまうのも一つの方法だと言えるでしょう。
まとめ
セクハラやマタハラといったハラスメントは、精神的にも肉体的にもストレスが溜まり精神にも悪影響です。職場の改善を依頼しても変わらない状況であれば、辞めることを前提に動くことをオススメします。新たな環境で、自分らしく仕事を楽しめることが人生を豊かにできるのですから退職は悪いことではありません。
退職代行MIRAIは、セクハラやマタハラで圧迫された環境で働く女性の退職サポートをしております。ご相談・ご質問がございましたら、是非お問い合わせ下さい。