退職する際に気になる退職金について

退職金について

会社を退職する際に、気になるのが「退職金」についてです。そもそも退職金はみんなが貰えるのか?ということですが、結論から言えば企業によって異なると言えます。退職金制度がある会社とない会社があります。会社に入社する際には、就業規則というものを渡されます。退職金が貰えるかどうかについては、この就業規則を確認してみるとよいでしょう。

 

退職金いくら貰えるのかわくわくしているという人もいるかもしれませんが、法律上必ず退職金を払わなければならないと定められているわけではないので、貰えないというケースもあります。この退職給付制度がある企業の割合は、厚生労働省の平成30年就労条件総合調査という資料によると、80.5%となっています。つまり、約20%の企業にはそもそも退職金制度というものがないということになるのです。

 

自分が退職する際に退職金が出るかどうかは、会社の経理担当者や人事担当者などに確認しておくのがよいでしょう。退職金は働いていた年数などによっても異なるケースが多いので、条件なども確認しておくとよいでしょう。

 

 

いくら貰えるの?

退職金制度あるという会社の場合どのくらいの金額が貰えるのでしょうか?働いていた年数や、職業、学歴などによって異なります。また、自己都合で退職するケースと、会社都合で退職するケースでは貰える金額が異なります。

 

厚生労働省の平成30年就労条件総合調査という資料によると、退職給付制度があって勤続年数が20年以上で45歳以上の退職者がいた企業では、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)で「退職金一時金制度のみ」では1,678万円。「退職年金制度のみ」が1,828万円。併用が2,357万円。高校卒(管理・事務・技術職) 「退職金一時金制度のみ」では1,163万円。「退職年金制度のみ」が1,652万円。併用の場合2,313万円。高校卒(現業職)では 「退職金一時金制度のみ」では717万円。「退職年金制度のみ」が1,177万円。併用が1,650万円。となっています。

(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/index.html 平成30年就労条件総合調査より)

 

このように職業や勤続年数、などによって異なります。数千万円貰えるところもあるようですが、あくまでも一例なのでほとんどの場合そこまで貰えるということはないでしょう。とくに若い世代ではそれほど多く貰えるというケースはありません。

 

まとめ

退職する際に気になる退職金についてですが、貰うことが出来るかどうかは企業によって異なります。また、貰える金額についてもそれぞれの企業によって異なります。気になる人は就業規則や担当者に確認しておくとよいでしょう。

 

参照サイト
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/index.html

 

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